
東京にて行われたSJCDでも有名な岡口先生のセミナーに参加してきました。
岡口先生が開発したOKエキスカは自分も院長も愛用の歯科機材です!
歯科の専門誌などでも度々執筆されている先生で、いつかセミナーを受けてみたいと思っていた先生でした。
内容はもうすでにヤガサキ歯科でも導入しているニッケルチタンファイル(しなやかで折れにくい、今まで手作業でやっていた不確実な根の治療をコンピューター制御の機械で行う方法です)の講義でしたが、新たな発見やおさらいになりました。
そして岡口先生の症例も見せていただいたのですが、その内容の素晴らしさに感銘を受けました。
皆さんもしかすると近い将来「神経を取る治療」は無くなるかもしれません!
これはMTAという特殊なセメント(薬)を使って深い虫歯を治していく方法なのですが、今まで神経を取らなくてはならないむし歯もこのセメントを上手く使うと残せるというものです。
今まで神経に近い虫歯や痛みの少ない虫歯にMTAを用いた治療は見たことがありましたが、神経に繋がっているむし歯や化膿してズキズキしている虫歯までも治っていたのに驚きました。
講義のあとに興奮おさまらず岡口先生にたくさん質問をしましたが、丁寧に教えてくれ、その人柄にも感動しました。
とても充実した一日でした!
今回紹介した治療方法は精密な操作が求められるため、マイクロスコープを使うことを前提としています。
20名の受講者のうちマイクロスコープを使用している歯科医師は自分一人でした。
全国の普及率まだわずか4%。。。
精密な治療をしようと思えば思うほど時間と設備投資はかかってしまいます、しかし、こだわることで患者さんの健康を保てるのであればそれほど素晴らしいことはありません。
更に腕を磨き日々の診療に励もうと思います。