
小児歯科における食育の役割
歯科と食育に関してはイメージが浮かびにくいと思います。今回そのかかわりについてまとめてみたいと思います。
健全な食育の為には歯科にかなりの関りがあります。
歯と口腔は食育にとって重要な役割をになっており、食育における目標である、一生美味しく食事をとるための基礎となるのは小児期に作られます。
胎児期
赤ちゃんの栄養や健康にとって胎児期はとても大切です。母親自身が規則正しく、バランスの取れた食生活を送ることが重要になります。
また、母親の口腔内状況も大切になります。
妊婦検診での歯科検診もぜひ受信されることをお勧めします。
乳児期及び離乳期
母乳は赤ちゃんにとって栄養源としてはもちろんのこと、免疫的にも大切です。また、離乳期や幼児期になってからの、噛んだり、飲み込んだりする練習にもなります。
母乳をしっかり飲ませて、飲み込む力や、吸う力によって口腔が正しく使われる期間をきちんととることが将来のお口の健康につながります。
① 離乳期は離乳食を通して、口に入れる、咬む、飲む、などを学んでいく時期になります。
② 物をくわえたり、なめたり、吸ったりすることで、唇や舌やあごを動かす練習になります。無理にやめさせないようにしましょう。
③ 離乳食をうまく咬んだり飲んだりする為には、唇がしっかり閉じていることが大切です。食べさせる姿勢にも気を付けて、スプーンなどでうまく食べさせてあげながら気を付けていきましょう。
④ だんだん成長するにしたがって、手づかみなどもしてきますが、それも食の経験として大切なことになります。
⑤ 歯の生え方にも注意し、それに応じた離乳食をすすめていきましょう。
⑥ 味覚が少しずつ発達してきますので、ベビーフードのみにならず、母親の手作りの離乳食を良く咬んで味わうことで味覚を養っていきます。味やにおいなども感覚の発達に影響しますので、配慮していきましょう。
⑦ 歯にとっては甘いものがお口に入り始めると、虫歯などにも気を付けなければなりません。飲み物も含めた食生活と、歯ブラシなどの清掃について、かかりつけの歯医医師や歯科衛生士と一緒に気を付けていきましょう。
ヤガサキ歯科医院では
幼児期から小学生6年生までを対象としたキッズクラブがあります。
2歳半~3歳頃までに、乳歯が20歯が萌出し小学6年生頃までに永久歯が
24歯から28歯生え変わります。
その間 むし歯にならない様に、歯ブラシ、フロス指導、フッ素塗布し
口の中の状態をデータで残し、歯の写真を撮ります。
キッズノートにシールを貼りガチャガチャができます。
楽しみながら通院できます。
担当衛生士が顎の成長など歯並び,食事、おやつ、など色々な相談にも
乗ります。是非ご予約をお待ちしてます。
衛生士 飯田まゆみ