
インフルエンザの症状
インフルエンザでは、
合併症として、気管支炎、肺炎、中耳炎などがみられます。
もし、インフルエンザが疑われる症状に気づいたら、
インフルエンザとかぜの違い
インフルエンザとかぜ(感冒)はどう違うのでしょう。一般的に、
一方、
インフルエンザの予防
インフルエンザの流行は主に冬季に、
その年に流行するインフルエンザは毎年予測され、
なお、
インフルエンザワクチンは、13歳未満では2回接種します。
日常生活の中でできる予防法
日常生活の中でインフルエンザを予防することも大切です。
通常のインフルエンザウイルスや新型インフルエンザウイルスの感
- 飛沫感染……感染している人の咳・
くしゃみにより発生した飛沫を吸い込む - 接触感染……感染した人が触った直後のドアノブなどに触り、
そのまま目、鼻、口に触る
予防法
- 普段から健康管理をし、
十分に栄養と睡眠を取って抵抗力を高めておきましょう。 - 人が多く集まる場所から帰ってきたときには手洗いを心がけましょ
う。 - アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
- 咳エチケットを行いましょう。
咳エチケット
インフルエンザの感染を予防するための「咳エチケット」とは、
咳やくしゃみをするときに気をつけること
- 他の人から顔をそらしましょう。
- ティッシュなどで口と鼻を覆い、
使用後のティッシュは捨てましょう。 - 咳、くしゃみが出ている間は積極的にマスクを着用しましょう。
インフルエンザの治療
インフルエンザの主な治療法は、
抗インフルエンザウイルス薬の使用です。 抗インフルエンザウイルス薬は、 インフルエンザ発症から48時間以内に使用すると、 ウイルスの増殖を抑えて、発熱などの症状が消えるのを早めたり、 体外に排出されるウイルスの量を減らすなどの効果があります。 それ以外には、症状を和らげる治療として高熱には解熱剤、 せきには鎮咳薬(せきどめ)、たんがひどい場合は去痰薬( たんを切れやすくする)などが使われることがあります。 抗インフルエンザウイルス薬が処方されたら
現在日本で一般的に使われている抗インフルエンザウイルス薬には
、飲み薬(2種類)、吸入薬(2種類)、点滴注射薬(1種類) があり、それぞれ用法・用量、期間(何日間の服用が必要か) が異なります。症状が出始めてからの時間や、病状によって、 医師は一人ひとりの患者さんを診て抗インフルエンザウイルス薬を 使用するかどうかを判断しますので、 必ず医師の指示に従ってください。 家族がインフルエンザにかかったときは
同居している家族がインフルエンザにかかったときは、
家庭内での感染を防ぐことが非常に重要です。 以下のことに注意して看護してください。 患者さんを見守るポイント
インフルエンザの治療を受けた後でも次のような症状がある場合は
、すぐに医療機関を受診しましょう。また、それ以外でも、 いつもと様子が違って心配な場合は医療機関に相談してください。
医療機関を受診する前には電話で連絡し、受診時間や入り口等を確認してください。 受診するときはマスクを着用し、 咳エチケットを心がけるとともに、 公共交通機関の利用はできるだけ避けましょう。 小児の場合
- 手足を突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、
けいれんの症状がある。 - ぼんやりしていて視線が合わない、呼びかけに答えない、
眠ってばかりいるなど、意識障害の症状がある。 - 意味不明なことを言う、走り回るなど、
いつもと違う異常な言動がある。 - 顔色が悪かったり(土気色、青白い)、唇が紫色をしている。
- 呼吸が速かったり(1分間に60回以上)、
息苦しそうにしている。 - ゼーゼーする、肩で呼吸をする、
全身を使って呼吸をするといった症状がある。 - 「呼吸が苦しい」、「胸が痛い」と訴える。
- 水分が取れず、半日以上おしっこが出ていない。
- 嘔吐や下痢が頻回にみられる。
- 元気がなく、ぐったりしている。
成人の場合呼吸困難または息切れがある。
胸の痛みが続いている。
嘔吐や下痢が続いている。
3日以上発熱が続いている。
症状が長引いて悪化してきた。
インフルエンザ脳症の症状がみられたら
インフルエンザ脳症は、
インフルエンザを発症した後に病状が急に悪くなる病気で、 主に5歳以下(特に2歳以下)の小児がかかります。年間200~ 300人にインフルエンザ脳症が発生し、 死に至ることもあります。 インフルエンザの症状に加えて意識障害(
呼びかけに答えないなど)、意味不明の言動、 持続性のけいれんといった症状が現れますので、 このような症状がみられたら、 速やかに医療機関を受診してください。 またいくつかの強い解熱剤によりインフルエンザ脳症がより重症化 することがあるため、 解熱剤の使用については医師に相談してください。 毎年予防注射を受けている飯田です - 手足を突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、