
2月13日に歯科専門のオンライン教育サイトのWHITE CROSSという会社でWebレクチャーを行いました。
歯科医師も最新の文献や治療方法等、常にアップデートして、通っていただく患者さんの為に治療技術や知識を上げていく必要があります。
今までは休日や診療後に、学会や講習会などに参加する必要がありました。近くの会場の場合でも移動時間が必要になりますし、遠い場所だと宿泊が必要な場合もあります。
最近では情報技術の発展で、Webで講演を聞く機会も出てきました。
このWHITE CROSSという会社は、オンラインのセミナーに力を入れている会社で、地方の先生などで東京や大阪などに来るのが大変な先生などにとっては非常に有効な方法だと思います。
今回自分が所属しているスタディーグループのClubGPの先生5人で5か月間にわたってセミナーを担当することになり、自分が第2回目の回として、2時間講演を行いました。

今回の自分のテーマは、「マイクロデンティストリー入門」と題して、主にマイクロスコープのポジショニングや機種の特徴についてお話をさせていただきました。
歯科でのマイクロスコープとは歯科用の治療用顕微鏡のことを言います。眼鏡についている拡大鏡ではなく、機械を通して歯や歯ぐきを拡大して精密に見ることが出来ます。
録画して記録を取ることも出来ますので、患者さんに見ていただくことで行った治療を理解してもらい易いです。
近年では歯科医院でも導入する先生が増えてきていますが、全国の歯科医院の約10分の1の医院でしか導入されていないとの事です。
当院では2008年より12年間使用しており、現在では6台のマイクロスコープを使ってドクターの診療に役立てています。
今回のセミナーでは、自分が12年間使用しての経験から、これからマイクロスコープを使いたいと思っている若い先生や、最近購入して使い始めたけれど、どのように使用すればいいのか分からないといった先生向けにお話をさせて頂きました。
今回は人前でなく、カメラに向かって講演をするという新しい体験でした。
聞く人がいない中で講演をするのは不思議な感じでしたが、カメラの向こうにいる先生方をイメージしながら一生懸命説明しました。
終わってしまうとあっという間の2時間でした。
今回は友人の歯科医師の先生も何人かいましたので、後日感想を聞くことも出来ましたが、好評をいただくことが多く嬉しく思いました。
今回講演を行って、普段何気なく行っている自分の臨床を振り返ってみる良い機会となりました。
又、後日当院で実際に実習を行う機会もありましたが、自分が当たり前に行えることでも、使い慣れない先生には大変なことも多くあることが改めて分かりました。
これからも当院の先生方だけでなく、他の若い先生方にも自分の知識や治療技術を教えることで、今後の歯科界に微力ながら貢献していきたいと思います。

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