2020年3月に発刊されたクインテッセンス出版株式会社のマイクロデンティストリー YEARBOOK 2020 に論文が掲載されました。

当院では6台のマイクロスコープを使って診療を行っています。その中で昨年6月より、ペントロンジャパン株式会社より新しく発売された「ブライトビジョン2380」という機種を新しく導入して使用しております。

毎年マイクロデンティストリーYEARBOOKという歯科用顕微鏡についての専門の書籍が発刊されていますが、この度、ペントロンジャパンより依頼を受けて、マイクロデンティストリー YEARBOOK 2020に論文を掲載することになりました。

原稿はブライトビジョン2380についての説明と、実際の自分の顕微鏡を使用しての臨床ケースについてです。    

 

今回発売された顕微鏡は従来の顕微鏡に比べて、後発だけあっていろいろな機能が付いていて見える画像もクリアーに見えます。

コストについても、一般的に歯科用顕微鏡は安くても300万円から高い機種だと1000万円ぐらいするのですが、ブライトビジョン2380は比較的安い金額で購入できるので、コストパフォーマンスに優れている機種です。

昔から当院で使用しているのはCarl Zeissというドイツのメーカーの機種ですが、それも使い易くてしっかりした顕微鏡です。ただし金額も結構するので、簡単には導入することが出来ません。

車もメーカーや車の排気量やグレードによって、乗り心地やスピード、デザインなどが違いますが、歯科用顕微鏡もそれぞれ特徴があります。

好みや、どのような治療に使うのかなどによって、選択する機種も変わってくるとは思いますが、最終的には慣れることで使い易くなってくるものがほとんどです。

当院でも5種類の顕微鏡がありますが、それぞれその機種を一番使っている先生が上手に使用しながら治療出来ています。

また、症例についてのレポートも掲載されました。お口の中、特に歯は1本1本小さいものですし、そこに小さな虫歯や、歯の中の神経の治療など、細かい箇所を肉眼で見るのは中々大変です。

歯科用顕微鏡を使うことで肉眼よりも精密な治療をすることが出来ます。今回は前歯のブリッジの治療を、歯ぐきのオペも交えて顕微鏡で治療して、綺麗に出来上がった症例を選択しました。

患者様にも満足していただいております。

これからも顕微鏡を使用して、治療する患者様にとってより良い治療結果が出せるように診療を行っていきたいと思います。

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