こんにちは、歯科衛生士の佐藤です。

産休育休をもらっていましたが、4月から復帰しました。お陰様で、娘も1歳8ヶ月になり、すくすく成長しております。

そして、先日娘の1歳半の歯科検診があったので、今回は子供の歯と口のお話をしたいと思います。

生えたての乳歯

生後6〜7ヶ月で生え始めた乳歯は、1歳半頃には第一乳臼歯が生え、食べられる物が増えてきます。
さらに2歳半頃には、第二乳臼歯が生えて、合計20本の乳歯が生えます。
それに伴い、甘いお菓子、飲み物を摂取するお子さんも増えます。
しかし、生えたての乳歯のエナメル質は柔らかいので、虫歯になりやすく、進行が速いので注意が必要です。

大事なことが3つあります。

 

① 食生活

 時間を決めて、3回の食事と2回のおやつ。おやつの種類に注意し、だらだら食べはよくありません。ジュースやスポーツ飲料など、砂糖が入っている飲み物は控えましょう。

② 歯磨き

 1日最低でも1回はしっかり磨きましょう。夜寝てる時は、唾液の量が減り、虫歯になりやすいので、夜寝る前の歯ブラシが大事です。また、フッ素配合の歯磨き粉もおすすめです。

③ 定期検診

 虫歯がなくても、定期検診を受けましょう。磨き残しのチェックや、食生活の指導、虫歯のチェック、フッ素塗布など、定期的に行うことで、虫歯が見つかったとしても、初期のうちに早めに治療を終える事ができます。
ヤガサキ歯科でも、小児の定期検診を行っていますので、是非いらしてください。
最初は歯医者が怖くて、椅子に座れなかったお子さんや、なかなか口を開けてくれなかったお子さんも、だんだんと慣れて一人で全て出来るようになります。
一緒に頑張っていきましょう!

虫歯のリスク

そして、虫歯の危険度チェックとして、こんなデータがあるので、ご紹介します。

虫歯のリスクが2.63倍

甘味飲料を飲まない人と比べて、ほとんど毎日飲んでる人は、虫歯のリスクが2.63倍。

甘味飲料は、糖分が多く、酸性度が高いものもあります。また、スポーツドリンクも、糖分が多いので、水分補給は、水かお茶がおすすめです。

虫歯のリスクが、1.71倍

仕上げ磨きを每日している人に比べて、時々しかしてない人は、虫歯のリスクが、1.71倍。

嫌がる子も多いと思いますが、根気よく仕上げ磨きの習慣をつけましょう。

虫歯のリスクが3.89倍

甘味菓子を食べない人と比べて、ほとんど毎日食べている人は、虫歯のリスクが3.89倍。

先ほどの甘味飲料と同じで、糖分が多いものや、歯の溝に停滞しやすいおやつは控えて、季節のフルーツやおにぎりなど、補食的なものを与えましょう。

虫歯のリスクが1.51倍

下の子は、上の子に比べて、虫歯のリスクが1.51倍。

兄弟がいると、早い時期から甘いお菓子を食べ始めたり、保護者の手が回らなかったり、虫歯になりやすいと言うことがわかってきました。
兄弟がいると、仕上げ磨きも大変だと思いますが、小学4年生頃までは、仕上げ磨きをする事を、おすすめします。
私も、娘を産んで、仕上げ磨きに手こずっています。ですが、これからも日々の歯磨きや食生活に気をつけて、虫歯ゼロを目指していきたいと思いますので、皆さんも何かお困りの事があれば、ご相談ください。
佐藤祐子