西菅小学校 学校歯科検診

6月3日木曜日に学校医をしている川崎市立西菅小学校の学校歯科検診に行ってきました。

学校歯科検診は年に1度例年6月に行われます。

昨年はコロナの影響で秋に行われましたが、今年は例年通り6月に行うことが出来ました。

毎年秋の就学時検診と最低2回は西菅小学校に行きますが、京王稲田堤の駅から歩いて坂道を登っていきます。これが丁度良い運動になります。

今年の気候は爽やかだったんですが、坂道を上がっていくと学校に着く頃には汗ばんできました。生徒の皆さんも通学でこの坂を上り下りすることで、自然と体が鍛えられると思います。

 

歯科検診は3か所に分かれて検診を行いました。

 

 

今年はコロナのこともあり、ダブルミラーで生徒さんとの接触が無いように気を付けながら検診を行っていきました。

最近の傾向としては、虫歯の数が前より年々減ってきていると思います。

これはご家庭での歯ブラシを含めた生活習慣が良くなってきていることや、フッ素入り歯磨き粉の普及も良い影響を及ぼしていると思います。

お口の中の汚れが目立つ子供さんも少なくなっています。

 

ただその代わりに歯並びの悪い子供さんが昔より増えてきていると思います。

子供さんの好きな食べ物は、ハンバーグやカレーなどあまり噛まなくても飲み込めるものが多いです。

おそらく赤ちゃんの時の離乳食から始まり、食生活全般が昔より柔らかい物になってきており、あごの骨の成長が悪くなっているのだと思います。

養護の先生ともお話をしましたが、ご家庭でなるべく子供さんの噛む回数が増えるような食事を考えていただけると、子供さんのあごの骨の成長につながることになります。

 

今年も無事検診ができてうれしく思いました。

今後も生徒さんの成長を見ながら、口腔内の健康を守り育てるお手伝いをしていきたいと思います。

 

 

 

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