
西菅小学校 学校歯科検診
6月2日木曜日に学校医になっている西菅小学校に毎年行っている学校歯科検診に行って、1年生から6年生までの全校生徒さんの歯科検診を行ってきました。
今年も勤務医の先生達と一緒に行いました。
京王稲田堤駅から歩いて坂を10分から15分程度登っていくのですが、季節も良く丁度良い運動になります。到着する頃には少し汗ばむくらいになりますが、毎年運動不足を痛感する坂でもあります。
西菅小学校は今年の4月から校長先生が代わり小林校長先生になりました。今までも素晴らしい校長先生でしたが小林校長もとてもフレンドリーで、色々お話しさせていただきました。お話ししている中で質問したのですが、これから暑くなっていくのにグランドでマスクがどのようになるのかお聞きしました。屋外のグランドでは、やはり熱中症にならないようにマスクはつけない方針とのことなんですが、特にここ2年のコロナの影響で、保育園、幼稚園でマスクが当たり前になっている子供さんの中でマスクを外すのが怖いと思っている生徒さんもいるとのことでした。
確かにマスクがないのが当たり前だった2年前までとは違って、最近ここ2年の習慣でマスクをするのが当たり前になっており、その生徒さんの気持ちもわかるような気がします。
インフルエンザや風邪をひきにくくなっていることはメリットですが、友達とマスクがなく表情を見ながら話すことで色々な感情を読み取ることも大切な気がしますので複雑な気がします。
検診は距離をとりながらダブルミラーといって左右に1本ずつミラーを持ちながら生徒さんの口腔内を見ていきます。
検診ではあごの関節や、歯並び、歯ぐきの炎症が無いか、汚れがとれているかなども見て、その後お口の歯の1本1本を検診していきます。乳歯しかない1年生からほとんど永久歯になってきている6年生まで、同じ学年でも歯のはえかわりは一人一人個性があります。
最近は歯科医院に定期的に検診に行っている子供さんも増えているためか、虫歯がある生徒さんは少なくなっています。代わりに歯並びが重なっている子供さんが年々増えていると思います。食生活が軟食になって噛む回数が減って、人間のあごが小さくなっているのが原因だと思います。以前から養護の望月先生ともお話ししているのですが、ご家庭で野菜などを細かくしすぎないでなるべく噛む回数が増えるような食生活をすることで、あごの成長につながります。特にあごの成長期の小学校低学年の頃の食生活が大切になってきます。
担任の先生方のご協力もあり、順調に進んで予定通りに終えることができました。
検診後は校長先生と養護の望月先生と全体的にどうだったかをお話しして、これからの活動もお話ししました。
コロナ前は3年生の授業で歯ブラシの指導も行っていたのですがここ2年は中止になっており、今年はこれからのコロナの状況によってどのような形で行えるかが決まってきます。
自分も小さい頃は意識したことがなかったのですが、歯は一生使っていく大切なものです。是非その大切さを少しでもわかってもらい、子供さんのお口の健康から生涯にわたる健康に対して貢献していきたいと思います。
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