
こんにちは
歯科医師の梅本です。
本格的な夏を迎えました。いかがおすごしでしょうか?
本日はマイクロスコープについてお伝えしていきたいと思います。
ヤガサキ歯科医院ではマイクロスコープを9台設置しております。
マイクロスコープはスタンド(マイクロスコープを支える部分)、アーム(マイクロスコープを持っていきたいところに動かす部分)、鏡体(口腔内を見る部分)から構成されております。図はマイクロスコープの画像です。
今回はスタンドの種類について説明していきます。
1 フロアスタンド
最も一般的な設置様式である。
利点:チェアー間の移動や設置場所の変更を簡単に行える。工事費用などは必要にならない。
欠点:機種によって異なるが足元のスペースを取ってしまう。床のたわみによってスタッフが歩く際の振動が伝わってしまう。
ヤガサキ歯科医院では現在3台使用している。
2 フロアマウント
フロアスタンドの支柱を床に埋め込んで固定する様式である。
利点:歩く際の振動が伝わらず、建物が強固であれば揺れを感じることはない。
欠点:支柱があるためスタッフの立ち位置や患者さんの導線などを考えて配置する必要がある。固定式のため工事が必要な上に一度場所を決めてしまうと簡単には移動することができない。機種によっては対応していないものもある。
ヤガサキ歯科医院では4台使用している。
3 シーリングマウント
天井からマイクロスコープを吊り下げる方式である。
利点:足元のスペースを取らない。対応している機種が多い。建物が強固であれば揺れは感じることはない。
欠点:天井の工事が必要なためスタッフの立ち位置や、左側に設置する場合はチェアーライトの干渉に右側に設置する場合は患者の導線を考えて配置する必要があり、一度場所を決めてしまうと簡単に移動できない。天井が高すぎる医院では設置できない。
ヤガサキ歯科医院では2台使用している。
4ウォールマウント
壁にマイクロスコープのアームを固定する方式。
利点:足元のスペースを取らないこと。振動に関しては建物自体の揺れがなければ問題ない。
欠点:工事が必要なこと。チェアーと壁の距離によっては設置できないこと。
5ユニットマウント
ユニットにマイクロスコープが併用している方式。
利点:ポールやスタンドが足元にないので導線の障害にならず、ウォールマウントのように位置関係を気にする必要がない。医院工事の必要がないため、工事費用がかからない
欠点:チェアーのライトと干渉する可能性と対応機種が少ないこと。振動に関してはスタッフの歩く振動や患者の体動が伝わる可能性がある。
以上のようなタイプがございます。
いかがでしたか??
ヤガサキ歯科医院にお越しの際はマイクロのスタンドのタイプを見てみると楽しいと思います。
(画像に関してはイメージと臨床が結びつくスタートアップ!マイクロスコープから一部抜粋)