
こんにちはヤガサキ歯科医院の梅本です。
少しずつ寒くなってきて秋を感じられる季節になってきました。
いかがお過ごしでしょうか?
今回は院内勉強会について及びヤガサキ歯科医院での歯周治療の流れについてお伝えしていきたいと思います。
ヤガサキ歯科医院では衛生士とドクターが集まって2〜3ヶ月に1回程、実践形式での勉強会を行っております。
内容としては上級歯科医師、衛生士による治療計画の流れの確認、キュレット、スケーラー、キャビトロン(歯石を取るための歯科専用の器具)の動かし方の確認、TBI(ブラッシング指導)の確認などを行っており、歯科医師の私自身も非常に勉強になっております。
写真は勉強会の風景です。
若手の歯科衛生士がレントゲンの写真及び歯周ポケットの状態から上級歯科医師、歯科衛生士に疑問点をぶつけているところです。
とても熱心に行っています。
勉強会の中で毎回議題として上がることは主に患者さんの歯周治療に対するモチベーションの向上についてです。
私自身患者さんと話していて思うのは「歯石だけ取ってほしい」「クリーニングよりも治療を優先したい」というお気持ちの患者さんが少なからず一定数いらっしゃる。ということです。
歯石を取ることよりも歯石をつけない様に。また、虫歯にならない様にするブラッシング及び補助清掃道具の使い方は非常に大事です‼️
今一度当院でのしっかりとした歯周治療の流れについて今回説明していきたいと思います。
【歯周病治療1回目】
1.歯周病の説明
10分間の歯周治療の説明のビデオを見ていただき患者さんに歯周病とはどの様なものなのかをわかっていただきます
2.口腔内写真(12枚)
現在の歯茎の状態、歯石、汚れの付着状態を記録し、患者さんに説明をします。
3.歯周ポケット検査
歯周ポケットの深さを測ることにより、歯周ポケット深部への歯石の有無、歯周病の進行度がわかります。
4.ブラッシング指導(歯磨きの確認)
皆様のお口にあった歯磨きの方法、歯磨き用品の選択方法、適切な食生活のアドバイスをします。
(歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスをお持ち頂けますとアドバイスが的確にできます)
【歯周病治療2回目以降】
クリーニング(歯石とり)
レントゲン写真撮影(14枚)(必要に応じて)
細かいレントゲン写真を撮ることによって、1歯ずつの骨の状態、歯周病の進行状態、虫歯の有無を確認します。
なおクリーニングが終わった後軽度歯周病の方と中等度〜重度歯周病の方で治療方針が変わります。
軽度歯周病の方→メインテナンス(3〜4ヶ月を目安に)
中等度〜重度歯周病の方→SRP、歯周外科処置
となっております。
この流れは日本歯周病学会の流れに沿って行っており、エビデンスが非常に高いです。
簡単に言うと歯茎の状態をしっかり検査して、
状態を把握して
その結果に基づいて的確なブラッシング指導、
歯石除去及び治療計画の提案を行っております。
何かわからないことがありましたら、ぜひヤガサキ歯科医院へお電話ください!