宮内先生 形成セミナー
4月8日(日)に当院にて、大坂市で開業なさっている宮内修平先生をお招きして、形成セミナーを開催しました。
宮内先生は、前日本審美歯科学会理事長で、自分が勤務医のころから歯科の雑誌等でお名前をよく拝見した有名な先生です。大阪大学で助教授までされた先生で、御専門は補綴です。
補綴とはかぶせ物を作ることですが、以下のような手順で作っていきます。
① 根の治療が終わってから土台をしっかりいれる。
② かぶせ物がきちんと入るように取れにくく、しっかり支えになるように、又必要最低限にして自分の歯を残せるように歯を削る。
③ 仮の歯を作ってかみ合わせや歯ぐきの状態をみる。
④ 歯の根の状態を歯科技工士がわかるような模型をつくれるように精密な形をとる。
⑤ かぶせ物を試適して、かみ合わせや色が問題ないことを確認する。
⑥ とれないようにしっかりした専用の接着剤でかぶせ物をつける。
このうちのどの工程がうまくいかなくてもいいかぶせ物はできません。
歯の神経を治療した場合、土台をきちんと入れる場合、昔は金属の土台を使っていましたが、金属が自分の歯より硬すぎて、自分の残っている歯が割れてしまい、歯を抜くことがありました。
最近ではグラスファイバーの土台が、金属の土台より歯を割れにくくすることの実験データーなどで出てきてから、多く使われるようになってきました。
当院でも金属だけの土台をいれることはほぼありません。
土台が入った後に、かぶせ物が入るように歯を削ることが必要になります。
歯を削るのにもやみくもに歯を削るのではなく、自分の歯を必要な分を残しながら、なおかつかぶせ物が取れにくく、技工士さんが白い歯をつくる時などに必要な厚みをとれるような形に削ることが必要になります。
歯を削ることを支台歯形成と言いますが、今回お招きした宮内先生は支台歯形成のセミナーを長年開催されていまして、多くの先生が習っている先生です。
自分も一昨年宮内先生のクリニックを見学させていただいて、自分のケースなどを見てもらってから、是非自分や当院の勤務医の先生の為にセミナーを開催してほしいとお願いして、今回当院にいらしてもらいました。
朝から講義を行っていただき、形成の理論や、使用する道具、考え方やポイントなどを多く教えていただきました。
続いて、実際に模型を使って実習を行いました。
宮内先生のデモでは、形成の勘どころを解説してもらいながら、自分達でもラミネートべニアや、クラウンの形成を行いました。
夕方まで実習を行い、宮内先生に確認していただいてと、非常に実りのある1日となりました。
今まで毎日行っていることですが、やはり経験の多い先生から学ぶところは多く、勤務医の先生達だけでなく、経験のある先生方も非常に勉強になったとの声を多くいただきました。
これを生かして医院全体のレベルが上がることで、患者様の治療にいっそう生かされると思います。とても充実したセミナーでした。宮内先生に感謝致します。
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内藤先生 くれなゐ塾 記念パーティー
2月11日(日)に以前くれなゐ塾という研修会でお世話になりました内藤先生のお祝いをする会がありましたので参加させていただきました。
自分が勤務医の時にメタルボンドという、金属にセラミックを焼き付けるかぶせ物が主流でして、近年にオールセラミックが主流になるまで当院でもほとんどそれを使っていたかぶせ物があります。
23年ほど前の勤務医の時代に、内藤先生のセミナーにて初めてスライドを拝見し、芸術作品のような1本のかぶせ物に衝撃というか、感動したのを覚えています。
当院でもいつも何人もの技工士さんにお世話になっていますが、当時から技工士さんと一緒に、精度や見た目の良いかぶせ物を作るよう、様々な工夫をされ、結果を出されている治療に、あこがれと共に、自分もこのような治療を行いたいと思って勉強してきました。
自分の審美治療の本当の原点だと思います。
その内藤先生が丁度節目の50期の会が終了したとのことでの、過去受講した先生方でのサプライズでのお祝いの会でした。
又、今回受講生代表で5人ぐらいの先生がスピーチをする機会をいただいたのですが、自分もその1人に選んでいただき、スピーチを行わせていただきました。その中でお話ししたことが以下のようなことです。
今では当たり前になってきましたが、20年以上前からマージンのクローズアップの写真などが当たり前にスライドに出てきたのを拝見し、拡大の大切さや、形成から印象、そしてセットに至るプロセスのち密さなど、自費治療での大切な部分を教えていただきました。
当時の補綴臨床での連載は、自分のバイブルとして何回も読み直しました。
今回このくれない塾パーティーにあたり、くれない塾を振り返ってみました。
なにぶん卒後3年目の何もわかっていない状態での参加でしたので、無我夢中で勉強していたのですが、当時のノートを今回見直して、初回の冒頭での内藤先生のお言葉が書かれていました。
勉強をしたことを自分で出来るか?そのような患者いるか?自分の診療室で行えるのか?
このお言葉から、セミナーに出ても実践しなければ意味のないものになってしまいますが、トレーニングして実践出来るようにしていかなければいけないと強く思いました。又そのような患者さんを自分で育てていかなければいけないと思いました。
患者に歯科医師としてだけでなく、この先生に見てもらいたいと思われるように。
ただの1歯科医師としてだけでなく、技術や知識はもちろんの事、人間性を高めていかなければと思いました。当然理想像は内藤先生であることは言うまでもありません。
今後もこのくれなゐ塾を通して内藤先生から若い先生方が多くを学んでこれからに生かしてほしいと思いますし、自分もさらに成長していけるよう勉強していきたいと思います。
とても素晴らしい会でした。
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カテゴリ:院長ブログ
日本歯周病学会 京都
12月16、17日に京都にて日本歯周病学会が開かれたので参加してきました。今回は勤務医の金子先生、安藤先生も一緒に参加しました。
京都は中学、高校の修学旅行で行った時から、お寺もそうですが周辺の街並みがとても気に入って、それ以降何回か訪れている日本の中でも自分の大好きな場所です。
会場は京都国際会議場で学会が開かれました。
今回は「京都宣言「歯周病撲滅にむけて!」」というタイトルのもと、超高齢化にむけて医科との連携を強めながら歯周病から全身を考えていくようなテーマでした。
これからの時代を考えると、益々このような考えが大切になってくると思いました。
これからも歯周病に対して、医院全体で取り組んでいきたいと思っています。
さて、前回スマイルについて書きましたが、書籍で笑顔の効果について載っていました。
母親が笑うと赤ちゃんも笑う
ヒトはいつから笑うのでしょうか。お腹の中から笑っています。今では4Dエコー妊婦健診で赤ちゃんの顔など立体的に動画で見ることができます。
この道の第一人者、丸茂元三医師は、東京の六本木で胎児ドックという形で高齢妊婦の不安に答えるために4Dエコーを駆使して診療しています。丸茂医師は著書『赤ちゃんはお腹のなかで何をしているのか』を出していますが、付録のDVDにすばらしくきれいな胎児の動画が撮影されています。
新生児微笑のことはご存知ではないかと思います。赤ちゃんは生まれてすぐから母親の顔を認識し、まねることもできますO赤ちゃんの前で何度もベロベロバーを繰り返すと赤ちゃんがそれをまねたという実験もあります。生後3ヵ月の赤ちゃん10人に母親が笑顔を向けると赤ちゃんも笑顔になります。
ところが、むっつりした顔を見せるとどうなるか。笑い学会会員の故三宅馨産婦人科医は実験をしました。3ヵ月の赤ちゃん10人に母親がむつかしい顔を見せると6人は泣き出し、4人は顔を背けました。ところが8ヵ月の赤ちゃんに同じことをすると、今度は赤ちゃんの方から、[笑って、笑って]と笑顔を催促する表情になるのです。
笑いというのは赤ちゃんのうちから大切なものですし、大人になってもとても大切だと思います。
笑顔を増やして、いい毎日を送りたいですね。
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神奈川歯科大学同窓会研修会
11月26日に神奈川歯科大学同窓会の講演会で、以前からマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)でのマイクロサージェリーを習っている京都の中田先生の講演会がありましたので参加してきました。
当院でもマイクロスコープを使用していますが、勤務医の先生達も使用していますので、勤務医の先生達と一緒に参加してきました。
中田先生はインプラントや補綴治療において、審美的な治療には必要になってきた軟組織の治療においては有名な先生です。
症例も多く、又、エビデンスに基づいた治療を動画も交えて沢山見せていただきました。
中田先生の講演会は何回も参加させていただいていますが、最新の文献やケースを見せて頂いているので、毎回勉強になります。
今回も参考になることが多かったので、これからの参考にさせて頂きたいと思います。
今回のように審美的な治療は、スマイルを見せる時に特に必要になります。
スマイルについては、以前顎顔面矯正で黒江先生から以下のようなことを習いました。
笑顔に対して聖心女子大学の川上清文先生が胎児の微笑に関する報告があります。
胎児のほほえみを調べる方法として、四次元超音波診断装置により、胎児の動きを立体的にとらえることが出来るとのことです。
映像を分析した結果、
唇の端があがっている
外的内的要因が見られない
1秒以上継続的に観察される
これらの動きを分析したとのことです。
その結果として以下のようだったとのことです。
胎生23週1日の胎児は3分49秒の撮影時間内に6回微笑を確認
在胎30週2日の胎児の場合は4分26秒に1回の微笑を確認
人間以外の動物にも自発的微笑は見られるとのことです。
生後2週間までの3頭のニホンザルをビデオカメラで撮影したところ、生後7日目の新生児が睡眠中に3.9秒の微笑を見せるなど、3頭とも「自然的微笑」が確認されたとのことです。
健康的な笑顔をつくるために役立つ表情筋のウォーミングアップとしてのスマイルトレーニングとは?
顔の筋肉(表情筋)は、様々な表情をつくり出すために重要な役割を果たしています。
しかし、これらの表情筋が日常使われていなかったり、衰えてしまうと豊かな表情をつくりだすことが出来ません。
例えば笑った時に左右の口角の高さが違う引きつれた笑顔や、相手に暗い印象を与えてしまいがちな口角の下がる笑顔になってしまいます。
無理すれば形だけの笑顔をつくることはできますが、顔の筋肉は無意識のうちに引きつったりします。
健康的な生き生きとした笑顔をつくるためのトレーニングをすることをスマイルトレーニングといいます。
表情筋は、運動神経によって思い通りに動かすことのできる随意筋と、意識して動かせない不随意筋の両方を合わせ持つ特殊な筋肉です。随意筋は自分で鍛えることができ、表情筋も鍛えることができます。
しかし、鍛えることができる一方、日頃使わないとどんどん衰えていきます。表情筋のトレーニングを日々続けることで、顔のむくみ、しわ、たるみなどをとると共に、予防して、生き生きとした肌と笑顔をつくることができます。
皆さんも是非スマイルトレーニングを行ってみて下さい。
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食育について
来月11月9日に自分が学校医をしている西菅小学校で、近年毎年行っている3年生を対象とした歯ブラシ教室を行います。
その授業の後に今回は学校保健委員会が開かれます。
そこでPTAの方と先生方と「食育」についてのテーマでお話しをしますので、それに向けて食育についてまとめてみたいと思います。
食育とは、2005年に健全な食生活を実践する為、「食育基本法」が制定されました。
この法律に基づき5年間を対象とした「食育基本計画」が2006年に制定されました。
そこで、
① 食育に関心を持っている国民の割合の増加
② よく噛んで味わって食べるなどの食べ方に関心のある国民の割合の増加
などの目標が掲げられ目標値を目指すこととなりました。
同年に、日本歯科医師会、日本歯科衛生士会等歯科4団体が「食育推進宣言」を発表しました。
その中で
「われわれ歯科に関連する総ての職種は、国民すべてが豊かで健全な食生活を営むことができるよう、多くの領域と連携して国民的運動である 食育を広く推進すること」
を宣言しています。
各年代別に食育におけるポイントがありますが、幼児期から学童期にかけていくつかのポイントがあります。
幼児期
① 離乳完了の目安は、一般には乳歯の奥歯が生えてかみ合う1歳6ヵ月ごろが適当です。この時期は、繊維質や弾力ある食べ物を噛むために、あごを横に動かしてすりつぶす運動がみられる時期です。
② すべての乳歯が生えてかみ合う3歳頃は、いろいろな食べ物をしっかり噛んで、上手にのみ込むことが出来るようになります。そこで、ひとくち量をかじりとることや、よく噛むことを自然に引き出すような食べ物の大きさ、かたさ、歯ざわりが体験出来るような食事が大切です。
③ 3才頃から、「日本的伝統食」の食べ方である箸の正しい使い方、お椀類での食べ方などを教えましょう。
④ 幼児期に食べ物の食べ方、例えば「早食い」、「丸のみ」など、また食事の仕方などは、生涯の食習慣に影響します。また、子どもの肥満など心と体の健康にも関係しますので、朝食など食事は、噛みごたえする食べ物を準備し、しっかり噛んでいるかどうかを見てあげて下さい。
⑤ お茶や汁物など液状のものを飲むことですが、食べ物が口の中にある間は、これらを飲むと流し込むことになりますので控えるようにしましょう。そして、食べ物を噛んでいるときには口もとをしっかり閉じるようにしましょう。
⑥ 食事には時間をしっかりとり、できれば家族などみんなと一緒に楽しく食べ、周囲の大人がよく噛んで食べる姿、食べ方を見せましょう。
⑦ 間食は基本的に食事に影響しないような食べ方とします。
夜食や寝る前の飲食は習慣になりやすく、肥満などの原因にもなります。また、砂糖を多く含む飲料類を飲むのはむし歯を発生・進行させたりしますので控えるようにし、砂糖が多く含まれるスポーツドリンクを水がわりに飲むことは控えましょう。
⑧ 生涯を通じた口腔ケアの確立のためにも、歯みがきの習慣をつけましょう。
⑨ また、かかりつけ歯科医師を持つことにより、生涯を通じた歯と口腔の健康づくりを習慣づけまた獲得していきましょう。
学童期
① この時期は、乳歯が徐々に永久歯に交換して永久歯列が形成されます。将来の口腔の形態と機能が完成していくこともあり、食育の基本となる歯と口の役割と噛むことの大切さを学習する時期になります。
② 低学年頃に上下の第一大臼歯が生えてかみ合う時期となります。食べ物を噛む力やすりつぶす能力が高まりますので、硬さや弾力のある噛みごたえのある食べ物を噛むことを経験します。また前歯が生えそろう時期は、前歯で食べ物を噛み切りひとくち量を知るためにも、やや大きめに食べ物を切り、噛む練習をしていきましょう。
③ 前歯の乳歯が永久歯と生え替わる時期は、食べ物をこぼしやすく、また噛む能力も低下します。このようなときはくちびるをしっかり閉じて噛んでから、(咀嚼)のみ込み(嚥下)ます。そして、食事時間をいつもよりゆっくりとすることが必要となります。このようなことは奥歯が生え替わる時期にも同様に配慮していくことが大切です。
④ この時期、友人や家族との外食やコンビニ食などを食べる機会が増えてくることがあります。幅広い味覚を好み体験することや、地域の伝統食・物産を、豊かにおいしく食べることなどが大切です。苦味、辛味、渋味などの味は嫌われることもありますが、さまざまな食べ物の料理を通して、よく噛んで唾液を出し、これらの味を味わっておくことは、その後、砂糖など甘味嗜好に偏らない食生活を送るために重要なことです。
⑤ この時期は塾や運動などにより、生活習慣が乱れがちになる時期です。食事が不規則あるいは少食・欠食になりがちで、間食や夜食で食べる割合が高くなり、全体に軟食傾向になります。そこで、間食・夜食・飲み物類などの飲食類は控えめにして、主食をしっかり食べてよく噛むことは、この時期の歯周病や永久歯のむし歯を発生し進行することを予防します。またこの時期は運動不足も加わって、肥満が増え動脈硬化を伴うメタボリックシンドローム予備群がみられる時期でもあり、この点からも規則的な食生活に努め、砂糖を多く含む間食・飲料類や夜食を出来るだけ控えることが大切です。
このようなことを考えながら「食育」を実践していくことが生涯にわたるお口の健康維持につながってきます。
是非実践してもらえるよう指導していきたいと思います。
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日本口腔インプラント学会
9月22日から24日まで仙台にて日本口腔インプラント学会があったので参加してきました。
仙台に行くのは2回目になります。
自分は今年に日本口腔インプラント学会専修医を取得していますが、学会で新しい知識を得ることが今後のインプラント治療につながります。
今回の教育講演では、デジタルの講演でした。
これからは今までのアナログだけでなく、デジタルの診療が増えていきます。
インプラント治療においても、これからはインプラントの治療計画から、インプラント埋入時、印象時、技工物制作など、ほぼすべてにおいてデジタルの時代になると思います。
現在までの状況から、これからの予測まで興味深く聞きました。
これからもアンテナをのばして、より良い治療結果が出せるように、知識や技術を高めていきたいと思います。
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日本審美歯科学会
9月14日から17日にわたり、富山にて日本審美歯科学会が開かれましたので、参加してきました。
今回の学会は国際審美歯科学会(IFED)の世界大会も同時に日本で開催されるという年とのことで、海外から多くの演者がいらっしゃいました。
自分もセラミック治療など、審美的な治療を求められる患者さんも多く、世界の先生達の治療や、考え方、研究結果などはとても気になるところです。
演者の先生は日本の先生方はもちろん、アメリカ、ブラジル、ドイツ、カナダなど、海外の演者も多くいらっしゃいました。
海外の演者はプレゼンテーションの仕方もそれぞれ独特のものがあり、映像が綺麗だったり、視覚的に見せるプレゼンがあったり、海外の論文をきちんとまとめて発表している方も多く、大変参考になることが多かったです。
日本の先生方も臨床の写真も多く、術前術後の経過が良くわかり、これからの臨床に役立つ情報が多くありました。
今回から参加した審美歯科学会ですが、今後も参加して審美治療に役立てていこうと思います。
実りある学会でした。
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デンツプライ キャビトロンセミナー
9月10日(日)に都内のデンツプライでキャビトロンという会社の超音波スケーラーのセミナーがありましたので、当院の歯科衛生士4人と一緒に受講してきました。
当院でも患者さんの歯石を除去する際にハンドスケーラーの他に、超音波スケーラーを併用していますが、今回は当院や、日本で多く使われているピエゾ型ではなく、マグネット式の超音波スケーラーとのことで、どのような違いがあるのか、講義や実習を受けてきました。
器械の特徴や、実際の使い方から、臨床ケースまで教えていただきました。
その後、1人1台実際にウズラの卵や、マネキンを使って使用してみました。
当院でも経験のある衛生士が参加しましたので、それぞれに使用感など体験できたと思います。
実際に使用してみて、従来のピエゾ型よりも効率よく歯石除去が出来そうで、当院でも購入して使用することにしました。
これからそれぞれの衛生士と共に、効率よく、又、取り残しが無いようにできれば患者さんの口腔内の歯周環境を良くできますので、是非使っていきたいと思います。
いいセミナーとなりました。
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8月5日に茨木県ひたちなか市の長尾歯科医院に見学をさせて頂く機会がありました。
長尾先生には4月の日本顕微鏡歯科学会にて認定医を受験する際、指導医としてお世話になりました。
そのお陰で認定医を取得することが出来ましたので、今回はお礼も兼ねて医院を訪問させて頂き、医院見学もさせて頂きました。
長尾先生は自分より早く顕微鏡治療に取り組んでおり、歯内療法学会や、日本顕微鏡歯科学会でも発表されており、独自の治療方法も開発されている素晴らしい先生です。
今回朝から見学させて頂き、顕微鏡を使った治療を沢山見せていただきました。
自分も1日の大半を顕微鏡にて治療することが多いのですが、長尾先生も顕微鏡を有効に使われており、自分と違う点も多く、とても参考になることが多かったです。
又、スタッフの方々も患者さんにも明るく接していたのと、効率よくお仕事をされていました。
特に顕微鏡治療のアシスタントの動きは素晴らしく、ドクターが診療しやすいサポートを行っていました。
長尾先生は道具などにもこだわっていて色々と教えていただきましたので、これからの当院でも役立てるように導入していきたいと思います。
見学させて頂いた長尾先生には感謝しております。
丁度ひたちなかではROCK IN JAPAN FESTIVALが行われる日で、行きの電車はその参加の人達で超満員の中行きましたが、大変実りのある1日となりました。
これからの顕微鏡治療に生かしていきたいと思います。
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