
日本顕微鏡歯科学会
4月18日、19日に日本顕微鏡歯科学会があったので参加してきました。
当院でも顕微鏡を導入して5年ほどになりますが、精密診療にはなくてはならないものになっています。
今回は18日午後からのアメリカのロサンゼルス開業のジョージ・ボーゲン先生の講演から参加してきました。
ボーゲン先生はアメリカの根の治療の専門家としてハリウッドにて診療されているとのことです。
患者さんの中にはハリウッドスターもいるとのことでしたが、先生はスターも一般の患者さんも変わらずに診療するとのことでした。
治療内容も素晴らしく、何より患者さんの経過をずっと追っていて、診療が長くもっているか自分で確認する事によって、責任を持った治療をしたいという気持ちがとても伝わってきました。
今回は面白い企画で、夕方まで講演会の後、夕食で懇親会が開かれた後、ナイトセッションといって、夜の7時45分から9時45分まで2時間講演会が開かれました。
懇親会の後で皆さん眠くなったりなど大丈夫なのかと思っていましたが、先生の講演内容が興味深くて、自分もそうでしたが、皆さん真剣に聞いていたと思います。
ボーゲン先生は根の治療の専門家なので、本来は神経をとったり、神経を取った歯が再び悪くなってしまった後の治療が主なのですが、今回の講演では、神経を残したままで歯の神経を長持ちさせる為の治療方法について、いくつかの方法とその経過について発表されました。
当院でも歯の神経をなるべく残すように心がけていますが、今回学んだことでさらに神経を残せる可能性がでてきたと思います。
当院でもできるケースには実践していきたいと思います。
19日には又顕微鏡を使っての発表がありました。
午後にはやはりロサンゼルスで開業されている、清水先生の発表がありました。
清水先生も根の治療の専門家ですが、やはり顕微鏡を使っての根の治療や、外科治療について多くのケースを通じて講演をされました。
ご自分の臨床経験や、文献に基づいた治療を多く聞く事が出来、又、先生の根の治療についての哲学的なお話がとても素晴らしく、自分も根の治療を行うにあったって、しっかり学んだり研修したりして行っていかないといけないと思いました。
実りある2日間になりました。
これからも今回の学んだことを生かして、患者様の健康のお手伝いをしていきたいと思います。
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