
神奈川歯科大学同窓会研修会
11月26日に神奈川歯科大学同窓会の講演会で、以前からマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)でのマイクロサージェリーを習っている京都の中田先生の講演会がありましたので参加してきました。
当院でもマイクロスコープを使用していますが、勤務医の先生達も使用していますので、勤務医の先生達と一緒に参加してきました。
中田先生はインプラントや補綴治療において、審美的な治療には必要になってきた軟組織の治療においては有名な先生です。
症例も多く、又、エビデンスに基づいた治療を動画も交えて沢山見せていただきました。
中田先生の講演会は何回も参加させていただいていますが、最新の文献やケースを見せて頂いているので、毎回勉強になります。
今回も参考になることが多かったので、これからの参考にさせて頂きたいと思います。
今回のように審美的な治療は、スマイルを見せる時に特に必要になります。
スマイルについては、以前顎顔面矯正で黒江先生から以下のようなことを習いました。
笑顔に対して聖心女子大学の川上清文先生が胎児の微笑に関する報告があります。
胎児のほほえみを調べる方法として、四次元超音波診断装置により、胎児の動きを立体的にとらえることが出来るとのことです。
映像を分析した結果、
唇の端があがっている
外的内的要因が見られない
1秒以上継続的に観察される
これらの動きを分析したとのことです。
その結果として以下のようだったとのことです。
胎生23週1日の胎児は3分49秒の撮影時間内に6回微笑を確認
在胎30週2日の胎児の場合は4分26秒に1回の微笑を確認
人間以外の動物にも自発的微笑は見られるとのことです。
生後2週間までの3頭のニホンザルをビデオカメラで撮影したところ、生後7日目の新生児が睡眠中に3.9秒の微笑を見せるなど、3頭とも「自然的微笑」が確認されたとのことです。
健康的な笑顔をつくるために役立つ表情筋のウォーミングアップとしてのスマイルトレーニングとは?
顔の筋肉(表情筋)は、様々な表情をつくり出すために重要な役割を果たしています。
しかし、これらの表情筋が日常使われていなかったり、衰えてしまうと豊かな表情をつくりだすことが出来ません。
例えば笑った時に左右の口角の高さが違う引きつれた笑顔や、相手に暗い印象を与えてしまいがちな口角の下がる笑顔になってしまいます。
無理すれば形だけの笑顔をつくることはできますが、顔の筋肉は無意識のうちに引きつったりします。
健康的な生き生きとした笑顔をつくるためのトレーニングをすることをスマイルトレーニングといいます。
表情筋は、運動神経によって思い通りに動かすことのできる随意筋と、意識して動かせない不随意筋の両方を合わせ持つ特殊な筋肉です。随意筋は自分で鍛えることができ、表情筋も鍛えることができます。
しかし、鍛えることができる一方、日頃使わないとどんどん衰えていきます。表情筋のトレーニングを日々続けることで、顔のむくみ、しわ、たるみなどをとると共に、予防して、生き生きとした肌と笑顔をつくることができます。
皆さんも是非スマイルトレーニングを行ってみて下さい。
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