
内藤先生 くれなゐ塾 記念パーティー
2月11日(日)に以前くれなゐ塾という研修会でお世話になりました内藤先生のお祝いをする会がありましたので参加させていただきました。
自分が勤務医の時にメタルボンドという、金属にセラミックを焼き付けるかぶせ物が主流でして、近年にオールセラミックが主流になるまで当院でもほとんどそれを使っていたかぶせ物があります。
23年ほど前の勤務医の時代に、内藤先生のセミナーにて初めてスライドを拝見し、芸術作品のような1本のかぶせ物に衝撃というか、感動したのを覚えています。
当院でもいつも何人もの技工士さんにお世話になっていますが、当時から技工士さんと一緒に、精度や見た目の良いかぶせ物を作るよう、様々な工夫をされ、結果を出されている治療に、あこがれと共に、自分もこのような治療を行いたいと思って勉強してきました。
自分の審美治療の本当の原点だと思います。
その内藤先生が丁度節目の50期の会が終了したとのことでの、過去受講した先生方でのサプライズでのお祝いの会でした。
又、今回受講生代表で5人ぐらいの先生がスピーチをする機会をいただいたのですが、自分もその1人に選んでいただき、スピーチを行わせていただきました。その中でお話ししたことが以下のようなことです。
今では当たり前になってきましたが、20年以上前からマージンのクローズアップの写真などが当たり前にスライドに出てきたのを拝見し、拡大の大切さや、形成から印象、そしてセットに至るプロセスのち密さなど、自費治療での大切な部分を教えていただきました。
当時の補綴臨床での連載は、自分のバイブルとして何回も読み直しました。
今回このくれない塾パーティーにあたり、くれない塾を振り返ってみました。
なにぶん卒後3年目の何もわかっていない状態での参加でしたので、無我夢中で勉強していたのですが、当時のノートを今回見直して、初回の冒頭での内藤先生のお言葉が書かれていました。
勉強をしたことを自分で出来るか?そのような患者いるか?自分の診療室で行えるのか?
このお言葉から、セミナーに出ても実践しなければ意味のないものになってしまいますが、トレーニングして実践出来るようにしていかなければいけないと強く思いました。又そのような患者さんを自分で育てていかなければいけないと思いました。
患者に歯科医師としてだけでなく、この先生に見てもらいたいと思われるように。
ただの1歯科医師としてだけでなく、技術や知識はもちろんの事、人間性を高めていかなければと思いました。当然理想像は内藤先生であることは言うまでもありません。
今後もこのくれなゐ塾を通して内藤先生から若い先生方が多くを学んでこれからに生かしてほしいと思いますし、自分もさらに成長していけるよう勉強していきたいと思います。
とても素晴らしい会でした。
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