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こんにちは。受付の柏浦です!
今回は「砂糖」についてのお話です。
砂糖は私たちが普段口にするほとんどの物に含まれていますが、虫歯の原因とも言われています。
砂糖にはどのような作用があるのでしょうか。

砂糖は「薬」だった

子どもは甘いサツマイモやトウモロコシ、スイカなどが大好きです。

甘味のもとは「炭水化物」ですから、それ自体は悪いことでもなんでもありません。

炭水化物は

サツマイモなら 100g中約 30g、

トウモロコシでは約70g、

スイカには約10g含まれています。

 

食品によって異なりますが、これらのなかには炭水化物以外にも水分や脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。

 

自然な食品というのは、このようにさまざまな栄養素が混在しています。
これはサトウキビも同じです。

 

ところが、精製した白砂糖やグラニュー糖になると、ショ糖がほぼ100%になります。

あるいはおもにトウモロコシから作られる異性化糖は、ブドウ糖果糖(果糖ブドウ糖)が70%、残り30%は水分であり、そのほかの栄養素がほとんど含まれません。

自然界にはあり得ない成分になっているのです。

そのため欧米などでは、熱量(カロリー)にはなっても、ほかの栄養素を含まないこのような食品をエンプティ・カロリー(空っぽのカロリー) とよんでいます。

 

ここまで極端な成分になると、「食品」というよりも、実験室の棚の瓶に入った「薬品」とよぶべきでしょう。

実際に名著『砂糖の歴史』(エリザベス・アボット著、河出書房新社)には、「砂糖が甘味料となり、さらには食品とみなされる前には、スパイスまたは薬として使われていた。

 

当時の医学書には、砂糖は胆汁を生成することによって体液のバランスを変え、体を熱くする作用を持ち、他の薬と併用すれば、相互作用によってその効き目を高めると書かれている」と記述されています。

 

日本でも江戸時代には薬屋さんが砂糖を扱っていました。

 

砂糖は強力な「食欲増進剤」

砂酒は食品と薬の境界にあるというべきなのかもしれません。

このような食品を常食する危険性の一つは、むし歯が教えてくれているといっていいでしょう。

それ以外にも砂糖の過剰摂取の問題点はさまざまな角度から指摘がなされていますが、そのなかでも大きいものが食欲を増進させる作用があることです。

 

「子どもは食事の適量がわかる」という掲載があったことがあります。(デンタルハイジーン2022年11月号参照)しかし、砂糖が入った食品になると難しくなります。

子どもは甘味を好みますが、いくら好きでも、自然の甘い食品は満腹になったらそれ以上は食べないものです。

たとえば、サツマイモの焼きいもや干しいもを食べ過ぎることはめったにありません。

ところがそこに「砂糖」を加えて芋ようかんやスイートポテトにすると、空腹でなくても食べられてしまいます。

ゆでたトウモロコシも何本も食べられるものではありません。ところがポップコーンにして飴などを絡めと、歯止めがきかないほど食べてしまいます。

焼きたてパン、ピザ、ケーキなど、さまざまな料理の「食べ放題」の店があります。しかし、アップルパイ食べ放題はあっても、リンゴ
食べ放題は聞いたことがありません。

おにぎり食べ放題の店はありませんが、寿司食べ放題の店はあります。

これは寿司酢には砂糖が使われていて、たくさん食べられるからです。

砂糖の入らない食品の食べ放題の店はないと断言してもよいでしょう。

砂糖は強力な食欲増進剤です。

そして、やっかいなことに、私たちは自然の甘味と砂糖の甘さの区別はできません。

それは子どもも同じです。そのため、加工食品を製造するメーカーは売り上げを伸ばすためにあらゆる食品に砂糖を多用するようになっています。

いまやパン、インスタントラーメン、カップ麺、食肉加工品、練り製品、漬物、麺つゆ、インスタントのみそ汁、納豆のたれ、せんべいなど、砂糖が使われていない加工食品を探すのは困難になっています。

このことが、肥満や糖尿病などの子どもの生活習慣病の大きな要因になっています。

ときどき、歯科医療関係者が「甘い物(砂糖)を食べたら、よく歯を磨きましょう」と言うのを耳にすると思います。

それはそれで意味のあるアドバイスだと思いますが、砂糖と全身の関係を忘れているように思えてなりません。

もしかしたら、「いくら甘い物を食べても、歯を磨いているからいいんだ」と解釈する人がいるのではないかと心配になります。

私も甘いものは大好きで、毎日摂取していますが、むし歯予防だけではなく、全身の健康のためにも砂糖の摂りすぎは注意が必要だと、改めて感じました。

皆さんも、砂糖の摂りすぎには気をつけましょう!!
そして食べたら、歯磨きをしましょう!!

デンタルハイジーン6  参照