精密根管治療月中旬ですが暑い日が続いていますね。皆様体調はいかがでしょうか?
勤務医の林辺です。
さて今回のテーマは精密根管治療についてです。
虫歯が深かったり、歯が割れてしまって神経が感染してしまった時に行う治療を根管治療と呼んでいますが、当院では従来の根管治療とは別に精密根管治療を行なっています。
今回はこの精密根管治療ってどんな治療?従来の治療とどう違うの?など皆様の疑問についてご紹介していきます!
違いその1:治療回数が少ない!
従来の根管治療と比べ、1回の治療時間を長く取ることができ、治療回数を減らすことができます。
歯科治療はあと何回で治療が終わるのか分かりにくいことも多いですが、1回の治療がいっきに進むので予約の取りにくい患者様でも安心して通院していただけると思います。
違いその2:100%マイクロスコープ使用!
歯の内部の形態はとても複雑で肉眼で治療するには限界があります。
そこで当院ではマイクロスコープを使用し、高倍率で根管の内部を確認した上で治療を行なっています。
また、録画機能により治療の内容や歯の状態を患者様に視覚的にお伝えできます。
違いその3:100%ラバーダム使用!
ラバーダムとは簡単にいうと、歯にかけるマスクです。口腔内は常に唾液で満たされていますが、唾液には多くの細菌が含まれており治療中に唾液が歯の中に入ってしまうと、せっかく綺麗にした根管が感染してしまいます。
また治療中に使用する薬が口腔内に漏れないようにする役割もあります。

違いその4:100%ニッケルチタンロータリーファイルの使用!
ファイルとは歯の内部を綺麗にする治療器具で、従来はステンレス製のものを手用のみで使用していました。
精密根管治療ではニッケルチタン性のファイルを機械制御装置を使用し効率よく治療を行います。
ニッケルチタンの特性は優れた柔軟性を持つということです。
歯根はまっすぐなものから湾曲しているものまで様々な形態があります。
中でも湾曲が強い歯根は治療難易度が高く、ステンレス製のファイルでは根の先端まで届かないケースもありますが、ニッケルチタン製ファイルは非常に柔軟で曲がった歯根でも綺麗に治療することができます。
一昔前のニッケルチタンは折れやすいという欠点がありましたが、最近では改善されており、安心して使用できるようになりました。

違いその5:バイオセラミックシーラーの使用!
歯の内部の治療が終わったら、最後に神経があった部分のスペースを埋めるために最終的な薬をつめていくのですが、従来の治療ではガッタパーチャーというゴムのような樹脂をスペースに詰めていく方法をとっています。
しかしこの方法では空間を完全に埋めることができず、そこから根管内に残っていた細菌が増殖してしまうことがあるのです。
しかしこのバイオセラミックシーラーは根管内で膨張することにより細菌が増殖するスペースを極力なくすことができます。さらに生体親和性がよく従来の根管治療よりも再治療の確率が少なくなるのです。
ここまで精密根管治療の利点をお伝えしてきましたが、この治療でも100%歯を残せる訳ではありません。
しかし従来の治療に比べると確実に歯の寿命を伸ばせる治療です。もし精密根管治療にご興味を持たれた方はご相談ください。