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ご覧いただきありがとうございます!

日々目にする木々が鮮やかに色づき、冷たく乾いた空気で空が澄んでいるそんなこの季節が大好きな喜納です。

皆様毎日磨いている大切な歯。何本あるかすぐに答えられますでしょうか。

なんとなく過ごしていると意外と本数を気にかけていらっしゃらない方も多いと思います。

すべてが生えているという想定で、

乳歯であれば上下で20本、永久歯であれば上下で(親知らずが生えてこない人もいるので)28本〜32本の歯があります。

これが通常の本数ではありますが、今回は過剰歯についてお話いたします。

過剰歯とは、字の通り、通常の本数よりも多くできている歯のことです。

ご存じでしたか?

知ったときは命の不思議に神秘的な素晴らしさを感じたことを覚えています。

過剰歯とその発生理由

 

確かに通常の本数以上に歯がある過剰歯、ですが30〜40人にひとりは過剰歯がある方がいらっしゃり、特別珍しいものではありません。

過剰歯がもしあったとしても、あわてる必要もありません。

その特別珍しいものではないはずの過剰歯なのですが、生まれる理由ははっきりとわかっていません。

いまのところ一般的には

1.遺伝

過剰歯は遺伝的な要因で発生することがあります。親や祖父母が過剰歯を持っている場合、子や孫に遺伝する確率が高くなります。

2.歯が生える過程での異常

歯が生えてくる途中で何らかの異常が起こり、過剰歯が形成される場合があります。

3.疾患は症候群によるもの

特定の疾患や症候群と過剰歯の発生が関連している場合があります。

 

と言われていますが、これからも新たな発見があれば、驚く理由に出会えるかもしれません。

 

 

そもそも歯はどうやってできるのか。

当たり前のように生えてきて、乳歯から永久歯に生え変わる歯ですが、どのように生まれてくるのでしょうか。

 

歯が形成される一般的な流れは、

胎生7〜10週目の間に上皮細胞が増加して内部へ入り、乳歯の卵というべき歯胚が形成される。

胎生3か月半を過ぎると、永久歯の歯胚が形成される。

数年かけて歯槽骨の中で発育し、歯として萌出する。

この歯の形成される流れの中で上記など、何かしらの理由により過剰歯がうまれます。

1本のみ過剰歯があるという方もいらっしゃれば、複数の過剰歯があるという方もいらっしゃり、生え方も様々です。

 

 

 

過剰歯の種類

一言で過剰歯と言っても、種類があります。

順生過剰歯

過剰歯の頭の部分がほかの正常な歯と同じ口の内側に向かって生えるもの

逆生過剰歯

銃声の向きと逆で、口の内側から遠ざかって生えるもの

正中過剰歯

上の前歯の間・上の前歯の裏側から生える

水平埋伏歯

真横を向いて生える

 

このように、生える場所、歯の向きなどで種類分けされています。

 

生えるタイプと埋もれタイプ

あごの骨の中で埋もれている場合、「歯の頭の部分がどの方向を向いているか」が自然に生えてくるかどうかの判別となります。過剰歯の頭の部分が他の正常な歯と同じ向きであると「順生過剰歯」と呼び、逆に遠ざかる向きならば「逆生過剰歯」といいます。この順生と逆生の出現は半数ずつと言われています。

順生過剰歯の多くは、そのまま生えてくることも多いため、生えてくるのを待って抜歯することが一般的です。

逆生過剰歯の場合、自然に生えることはほとんど期待できません。

時間の経過と共に、鼻の方向へ深い位置に潜り込んでいくこともあり、遅れると抜歯が難しくなることもあります。永久歯に悪い影響を与えてしまっている場合は、歯科大学病院や口腔外科のある病院で抜歯することをお勧めします。

 

 

過剰歯の形

正常な歯に近いものもありますし、細くて小さいもの、円錐型のものなど、形はさまざまで、必ずしも見知った歯の形であるとは限りません。

 

 

過剰歯があると何が起きる

 

 

歯並び・噛み合わせへの影響

違う部分から生えてきていることにより歯並びやかみ合わせが悪くなってしまう。

近くの永久歯の進行方向に存在していると、永久歯が生えることを妨害してしまう。

過剰歯が近くの歯を傾けたり、押すことで、歯並びが悪くなる。

歯と歯の間に過剰歯が存在した場合、隙間ができてしまい閉じないことがある。

 

歯根を溶かす

乳歯の根を吸収してしまい、早く乳歯が脱落してしまう。

※乳歯も永久歯もある程度生える時期が決まっています。特に乳歯は抜け落ちる時期も決まっています。本来抜け落ちる時期よりも早くに乳歯が抜け落ちると、その抜けた隙間を埋めようと周りの歯が移動をはじめ、徐々に抜け落ちた歯のスペースは狭くなっていきます。すると、次に生えてくる永久歯のスペースがなくなってしまうのです。

過剰歯の場所が悪いと、永久歯の根「歯根」も溶かしてしまう恐れがある。
歯根が溶けると内側にある神経も傷つき、死んでしまう危険もある。
神経が死ぬと永久歯の寿命は短くなりやすい。

 

嚢胞ができている

過剰歯の周囲に嚢胞(顎の骨の中などにできる袋状の膿のかたまりのことです。 顎の骨の中にできるものと舌や下唇、頬などの軟組織にできるものにわかれます。)ができ、大きくなった嚢胞が永久歯の歯根を溶かしてしまう危険もあります。

小学生から中学生の年齢でみられますが、高齢者でもみられることがあります。

含歯性嚢胞は自覚症状がなく、レントゲン写真を撮影して発見されることが多い病変です。

痛みが起こることはあまりなく、ゆっくりと大きくなっていきます。場合によっては細菌感染を起こすことがあり、腫れる場合があります。

 

細菌感染の恐れ

虫歯によって歯の神経が死んでしまったとします。
虫歯の根元に過剰歯が埋まっていると、過剰歯も細菌に感染する場合もあり、
強い痛みがでたり、大きく腫れ上がったりすることがある。

 

鼻の中に生える

先ほども記した通り、向きが悪いと過剰歯が鼻の方向に向かい、鼻の中に生えることもある。状況によっては抜歯が困難で大学病院に紹介することもあります。

 

 

 

過剰歯を治療すべき時期

過剰歯がどの種類なのかということが重要です。また、どのケースが一番より良いかは、レントゲン検査で過剰歯と診断されたときに歯科医師の判断を仰ぎましょう。

一般的には以下のような対処が多いです。

 

順生過剰歯の場合は経過を観察し、歯茎から生える時期を待って抜く

逆生過剰歯が骨の奥に位置し、近くの歯に影響を与える心配がなければ様子を見る

歯に大きな影響を与える場合は抜く必要がある

鼻腔に伸びて悪影響を及ぼす場合、耳鼻科や口腔外科で連携して手術

 

もし大人になってから過剰歯を見つけた場合、抜歯後に歯列矯正を行わなければならないこともあります。

 

過剰歯を見つける

 

前歯チェック

先述の通り、前歯の間に過剰歯があると、永久歯がまっすぐ生えてくるのを邪魔して隙間が開いてしまいます。前歯が八の字に広がっていたり、隙間が埋まらないままであったりする場合、いとど歯科医師に相談しましょう。

 

永久歯ちゃんと生えてきているかチェック

過剰歯のせいで永久歯が正しく成長できず、生えてこないこともあります。
7〜8歳前後から乳歯の生え変わりが始まりますが、抜けたあとに永久歯が生えてきているかどうかをしっかり確認しましょう。
もし乳歯が抜けてから半年以上経過しても永久歯が生えてきていない場合には歯科医師に相談してみた方が良いでしょう。

定期的な歯科通院

お子様に限らずもちろん大人になってからの過剰歯発見もあります。検診、定期的クリーニングでお口の中をチェックしましょう。

これからの健康なお口を保つためにも定期的な通院は将来にわたって価値があります。

 

レントゲン撮影

過剰歯は怪しいと思ってレントゲン撮影をして見つかることももちろんありますが、むし歯等の別件でレントゲン撮影を行い、偶然見つかることも少なくありません。

 

過剰歯の存在の有無に関しては、パノラマレントゲンとよばれる顎全体を撮影する方法で確認できる場合があります。

 

ただし、パノラマレントゲンは2次元での撮影のため、永久歯と重なってしまった場合は、過剰歯が発見しにくくなることがあります。

 

レントゲンと聞くと、子どもにレントゲンを積極的に撮影して放射線は大丈夫なの?と心配してしまう方もいると思われますので、レントゲンの放射線についても説明します。

 

私たちは常に日常生活の中で宇宙や大地、食べ物から自然に放射線を受けています。この自然放射線は、生命が地球上に存在するようになってからずっと存在しています。

 

宇宙から地球に降り注ぐ放射線は大気の厚さや標高によって量は変わります。例えば、山の上では海抜0メートルよりも放射線の量が多くなります。

 

地球の地殻にはウランなどの放射性物質が含まれており、これらから放射線が放出されます。これには、家の建材や食べ物から放出される放射線も含まれます。

 

食べ物や呼吸から取り入れた放射性物質が体内で放射線を放出することもあります。

自然放射線の量は、地域や環境によって異なりますが、多くの地域での平均的な年間の自然放射線量は約2〜3ミリシーベルト (mSv) という量です。

1回のパノラマレントゲン撮影による被曝量は0.02〜0.03mSv(ミリシーベルト)です。

 

これは国際線の飛行機に4〜5時間くらい乗るのと同じくらいです。

 

つまり、歯科用レントゲン撮影によって受ける被曝の影響は問題がないことがわかります。

 

 

以前のブログにも掲載してありますのでよろしければご覧ください。

ご存知ですか?歯科医院でのレントゲン~種類と被曝量その比較~

 

過剰歯の正確な方向や、他の歯に影響を与えているかどうかを調べるためには、歯科用の3次元のレントゲン撮影をおすすめします。

過剰歯のことにに限らず、何か気になることがありましたらどうぞお気軽にご連絡ください。

これからの皆様のお口の健康を守るためにいつもより良い診療を心掛けスタッフ一同皆様のご来院をお待ちしております。

 

 

 

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