みなさんこんにちは!勤務医の竹園です。
段々と肌寒い日も多くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
ところで、みなさんはお酒を飲むことは好きですか?
今日は、お酒と歯の健康の関連についてお話ししたいと思います。
お酒を飲む方の割合
お酒を全く飲まない方を多くいらっしゃいますが、
令和3年に厚生労働省によって実施された国民健康・栄養調査によると、2019年時点で男性が約62%、女性が29.8%の割合で月に1回以上の頻度でお酒を飲む方がいらっしゃいます。
甘いものが虫歯のリスクを上げることを知っている方は多くいらっしゃると思いますが、お酒がお口の健康に与える影響については、意識されている人は少ないかもしれません。飲酒と歯科の関連性について、重要なポイントを紹介いたします。
1.口内乾燥のリスク
お酒に含まれるアルコールは利尿作用をもっており、体内の水分を排出する作用があり、唾液の分泌量が減少します。唾液は口腔内の正常な機能の維持に重要であり、口内乾燥は虫歯や歯周病のリスクを高めることが知られています。お酒を飲んだ後は、水をこまめに摂ることで口内を潤わせることがおすすめです。
2.お酒と歯の色の変化
赤ワインのような色の濃い飲み物を多量に摂取すると、歯の表面にシミや着色が生じることがあります。これは主に「タンニン」と呼ばれる成分が関与しています。定期的に歯医者さんで着色を落としたり、ホワイトニングを行なったり、こまめな歯磨き、うがいを習慣化することで、飲酒による歯の変色を防ぐことができます。
3.アルコール依存症とお口の健康
アルコール依存症は、長期的な飲酒習慣の結果として発生する危険性があります。
アルコール依存症は口腔内の様々な問題を引き起こす可能性があります。口内炎、口内乾燥、口臭、歯周病、歯の欠損などが挙げられます。これらの問題を予防するためには、飲酒の量を適度に抑えることや適切な専門家によるサポートを受けることが重要です。
4.日ごろの歯のケア
飲酒後の適切な歯のケアは、口腔健康の維持に不可欠です。飲酒後に、そのまま寝てしまうという方もいらっしゃいますが、必ず歯磨きを丁寧に行い、歯の間のプラークも除去することが重要です。また、フッ素を含んだ歯磨き粉やフッ素洗口剤の使用もおすすめです。さらに、定期的な歯科検診とクリーニングを受けることで、問題を早期発見し、適切な処置を行うことが可能になります。
お口に入るものは全て歯の健康に関与するといっても過言ではありません。
適切な知識とセルフケア、そして歯医者さんでの定期検診とクリーニングで、より健康な状態を維持していきましょう。

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