みなさまこんにちは。勤務医の竹園です。
秋も深まり、朝晩は肌寒くなり、いよいよ本格的な秋の訪れを感じる季節となりました。季節の変わり目には体調を崩しやすくなりますので、健康にはくれぐれもご注意ください。
さて、今回はお子様をお持ちのご家庭に向けて、「哺乳瓶う蝕」についてお話ししたいと思います!
お子様の歯の健康に関わる重要な問題であり、早期の予防が大切です。
・哺乳瓶う蝕とは?
哺乳瓶う蝕(ほにゅうびんうしょく)とは、哺乳瓶で授乳している間に発生する虫歯のことです。特に夜間、寝かしつけ前や夜間授乳時にミルクやジュースを飲んだまま寝てしまうと、口内に糖分が長時間残り、虫歯の原因菌が活発に活動してしまいます。この状態が続くと歯の表面が溶けてしまい、虫歯が進行してしまうのです。
主に1歳から3歳前後のお子様の上の前歯にできやすいと言われています。

・なぜ哺乳瓶う蝕が起きるのか?
① 糖分の長時間接触
哺乳瓶でミルクやジュースを与えると、その糖分がお子様の歯に長時間接触します。特に夜間、寝かしつけ後にお口の中に残ったミルクは、虫歯の原因菌を活発にしてしまうのです。
② 口腔内の清掃が不十分
まだお子様自身で歯磨きができないため、食後のケアが不十分な場合が多いです。
特に寝る前の授乳後に歯を磨かないと、歯垢や糖分が残りやすく、虫歯を引き起こしやすくなります。寝る前は特に、仕上げ磨きを行うこと習慣にしましょう。
③ ジュースや甘い飲み物の摂取
ミルク以外にも、ジュースや甘い飲み物を哺乳瓶で与えることが多いと、その糖分が虫歯の原因になります。お茶や水といったお砂糖の入っていない飲み物を与えることが望ましいです。

・哺乳瓶う蝕を予防するためには?
① 授乳後に口をきれいにする
授乳後、できるだけお口を清潔に保つことが大切です。お子様の歯が生えてきたら、柔らかいガーゼや歯ブラシを使って軽く口を拭いてあげるとよいでしょう。
② 寝かしつけ時の飲み物に気をつける
お子様が寝る前に哺乳瓶を与える場合、ミルクやジュースの代わりにお水を与えると、虫歯のリスクを減らすことができます。夜間授乳後にそのまま寝かせるのは避けましょう。
③ 哺乳瓶の使用時間を制限する
哺乳瓶を使いすぎることも原因となります。お子様が少し大きくなったら、コップやストローを使うように促し、哺乳瓶の使用を少しずつ減らしていきましょう。
④ 定期的に歯科検診を受ける
お子様の歯が生え始めたら、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。早期に虫歯を発見し、適切な治療を受けることで、健康な歯を守ることができます。
まとめ
哺乳瓶う蝕は、小さなお子様にとっては非常に危険な問題ですが、適切な予防策を講じることで防ぐことができます。お子様の健やかな成長のために、ぜひ早いうちから歯の健康に気をつけて、定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。
ヤガサキ歯科医院では、お子様の歯の健康を守るために、さまざまなアドバイスをさせていただいております。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

お子様の歯の外傷について~いざという時のために~
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