こんにちは!勤務医の川端です。
「誰だそいつ〜」という方は以後お見知りおきを!
私は最近姪っ子が生まれ、友達や知り合いの方々にも子供ができ周りは絶賛出産ブームに突入しました。

ということで、本日のお題は
授乳と虫歯について『母乳はう蝕の原因になるの?』
についてお届けします。

院長先生の治療を受けたことがある患者様であればお聞ききしたことあると思いますが、我がヤガサキ歯科医院、院長矢ケ崎隆信先生の口癖は「結論から言うと〜〜」なので私も結論から申し上げます!!

「結論から言うと、、、母乳は虫歯の原因にはなりません!ただし、就寝前の歯磨きをした後の授乳はオススメしません。」
詳しく知りたい方のために解説します!
今回のお話はpHが低い高いと少し化学ちっくな話になりますが、ついてきて頂けると幸いです。

pHおさらい
軽くおさらいするとpHが低いと酸性。pHが高いと塩基性(←中学の時みんな習っていますからね!)虫歯の原理としては口腔内のpHがある一定値(臨界PH)を下回ると酸の効果が強まり虫歯で歯が溶けるという感じです。
そして口腔内のpHを下げるのが虫歯菌というイメージで大丈夫です。
それではいきますよ!
母乳のpH
まず乳歯の臨界PHは約6で、(つまりpH6以下になると歯が溶け出す。)成人のエナメル質よりも脱灰が起こりやすいため、注意が必要です。
母乳の中にはラクトースという糖が含まれており、細菌はラクトースを代謝して酸を出すことができますが、母乳はう蝕の原因になるのでしょうか?
Rugg-Gunnの研究によれば、ラクトース溶液ではバイオフィルム中のpHが乳歯の臨界pH6をやや下回りましたが、母乳のpHは6.3、牛乳では6.4といずれも臨界pHを上回りました。これは乳に含まれるタンパク質、カルシウム、リン酸の保護作用のためと考えられます。
つまり水やお茶と同様牛乳や母乳はう蝕リスクのない飲み物と言って良いでしょう。
ただし、う蝕リスクのない飲み物も就寝前の歯磨きをした後に飲むと歯面のフッ化物を洗い流してしまうので、虫歯のコントロールの観点からするとオススメしません。
歯にかかわる時代の流れ
最近の日本はどんどん虫歯の数が少なくなってきています。
かつて金色に輝く歯が素敵。という時代もありました。今は虫歯や銀歯のないキレイな口腔内が好まれる時代です。
虫歯になって削られた歯は再生しません。
ただでさえ大変な子育てだとは思いますが、
- 子供の時に虫歯を作らないこと。
- 歯磨きをする習慣を作ること。
が必ず将来のお子さんのためになります。
ですのでどうかお子さんのためと思い、口腔内の管理と教育も宜しくお願い致します。
皆様が健やかな口腔内で過ごされることをヤガサキ歯科医院一同、心から願っております。