40代女性 インプラント 審美 前歯
前歯や奥歯にかぶせ物をしてある歯はお口の中でも多くあります。神経を以前にとってある歯の場合、ほとんどの歯に土台が入っていますが、今はグラスファイバーの土台が使われることが多いです。
ただ20年以上前ですとグラスファイバーの土台がまだあまり使われておらず、金属の土台が主流でした。金属の土台は強度もあり、折れにくくしっかりしていて金属自体は長持ちしやすいのですが、歯に過度の力がかかった場合に、歯根破折といって、歯を支えている周りのご自分の歯の根が割れてしまうことがたまにあります。
特にご自分の歯が少なく、金属の土台が太く長いケースはそのリスクが増える傾向にあります。
この患者さんも前歯2本を以前に虫歯で神経の治療になってしまい、土台を入れてかぶせ物の治療をされている方で、レントゲン写真で見ると太くて長い金属の土台が入っている歯でした。

メンテナンス(歯のクリーニング)で数年経過をみておりましたが、ある時左上の前歯の歯ぐきが腫れ、膿が出てきました。レントゲン写真で通常は歯の周りは白い骨が見えるのですが、今回レントゲン写真を見てみると歯の周りが黒くなっており、骨吸収といって骨が溶けてなくなってしまっています。

患者様には骨が溶けてしまっていることと、原因として考えられるのは歯の根が割れてしまっている可能性が高いことをお話しし、患者様のご希望で抜歯することになりました。
抜歯後は仮の歯を入れて2か月ほど骨の治る期間をおき、CTレントゲンにて抜歯した歯の骨の量の確認をしました。一般的に歯の根が割れてしまっている方は骨が溶けてしまい少なくなっていることが多いです。
この方も骨がだいぶなくなっておりました。
患者さんとお話しし、歯を抜いた左上の一番前の歯を入れるには両隣の歯を削り、かぶせ物をつないだブリッジ治療か、取り外しが可能な入れ歯治療か、量が少ないため骨を増やす処置を行った後にインプラント治療をするかご相談しました。
患者さんは左の2番目の神経のある歯を削るのはなるべく行いたくないとのご希望と、入れ歯を入れるのは抵抗があるとのことで、インプラント治療をご希望されました。
そこでまず骨の量を回復させる治療を行いました。
オペ後6カ月ほど治癒期間をおいた後、再度CTレントゲンにて骨の量の確認をし、きちんと骨が出来ていることを確認してインプラント治療を行いました。
インプラントの土台が骨と結合する期間を経た後、仮の歯を入れて歯ぐきの治りや、嚙み合わせ、見た目の確認をした後、最終的なセラミックを製作し、装着しました。

今回左上の一番前の歯がインプラント治療であり、右の一番前の歯はご自分の根の上にセラミック治療を行っています。又左右2番目の歯は精密なプラスチックの部分的な治療を行って、虫歯と見た目を審美的に回復しています。

患者さんには、かみ合わせはもちろんですが見た目的にも大変満足していただきました。


今回は患者さんが毎日きちんとセルフケアにてお口の環境を向上させていただいた上で、当院の歯科衛生士による歯ぐきの状態の回復や維持、当院の提携する歯科技工士による有名歯科技工士によるセラミック製作、歯科医師による一連の処置の3つのプロフェッショナルによる総合治療で良い結果が得られました。
今後も患者さんの為にこのように満足していただける治療を行っていきたいと思います。
施術名:インプラント治療
施術の説明:インプラント治療とは、歯を抜いた所にチタン製の人工歯根を埋入し、新しく歯を入れる方法です。
施術の副作用(リスク):腫れや疼痛を感じる、違和感を感じるなどの症状を生じることがあります。
施術の価格:33万円+消費税~