こんにちは。勤務医の保科です。最近急に寒くなり、かと思えば暑くなったりと、毎日服装に迷っております。私は暑がりなので、結局は季節感のない半袖を選ぶのですが…

そんなことはさておき、今日はむし歯治療後、詰め物を作る場合とプラスチックを詰める場合の、それぞれの違いを紹介します。歯科におけるコンポジットレジン修復とインレー修復は、いずれも虫歯や歯の欠損を修復する方法ですが、それぞれの特徴と適用状況には違いがあります。

コンポジットレジン修復
コンポジットレジン修復は、樹脂系の材料を使用して直接歯に修復を施す方法です。治療は通常、1回の通院で完了することが多く、虫歯部分を削り取った後にコンポジットレジンを充填し、光を当てて硬化させます。以下がその特徴です。
- 適用範囲: 小さな虫歯や歯が部分的に欠けた場合などに対して使用されます。前歯などの審美性が求められる部位にも適しています。
- 審美性: 色調が歯に近いものが多く、自然な見た目を保てます。ただし、色はある程度の規格の中から選択するので、自身の歯と完全に同じ色調にすることはできません。
- 手技の柔軟性: 歯科医がその場で形成するため、修復形状を細かく調整しやすいです。ただし逆に言えば、適切な形を口腔内で作る必要があり、難易度は高いです。
- 治療時間: 比較的短時間で終了します。
ただし、コンポジットレジンは経年劣化や摩耗があり、特に咬合力が強い部位では耐久性が劣る場合があります。

詰め物(インレー、アンレー)
詰め物は、事前に作成した金属またはセラミック製の修復物を用いて行う方法です。通常、3回の通院が必要です。最初の訪問で虫歯を治療し、次に型取りを行い、最後に詰め物を装着します。主な特徴は以下の通りです。
- 適用範囲: 中程度の虫歯や比較的大きく歯が欠けた場合に適しています。
- 耐久性: セラミックや金属で作られるため、強い咬合力にも耐えられる耐久性があります。
- 精度: 型取りに基づいて製作されるため、フィット感が良く、隙間が少ないです。これはつまり、虫歯になりにくいことも示しています。
- 審美性: セラミック製の場合、自然な見た目が得られますが、金属製は審美性が劣ります。
まとめ
コンポジットレジン修復は主に小さな虫歯に対して即時的な治療が可能で、審美性に優れていますが、耐久性や形を作る上で限界があります。一方、インレー修復はより大きな虫歯や欠損に対応し、耐久性や精度が高いですが、治療には時間(通院回数)がかかります。ヤガサキ歯科医院では患者の状態やニーズに応じて、よりよい治療法を提案しております。

過去のコンポジットレジン修復についての記事です