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こんにちは!寒くなりそうで寒くならない日々が続いていますね。

どうも歯科医師の川端です。

名前を言われてもわからない方が大半だと思いますので「あっ川端先生の投稿だ!」と思っていただけるように前回同様、自分のブログ掲載時は野球のイラストを上げます。

とういうことでほい(^ ^)

 

 

虫歯はどのようにできるのか

突然ですが、「甘いものを食べると虫歯になる」と聞いたことがあると思います。

しかし、どういうメカニズムで虫歯になっていくと思いますか?

本日は虫歯のでき方ついてお話しします。

 

「生物学的プラーク説」と「拡大版:生態学的う蝕病因説」

虫歯のでき方について時を追って説明したいところですが、虫歯ができる過程をリアルタイムで見ることはできません。

また、宇宙についていろいろな説があるのと同じで虫歯のでき方についても実はいろいろな説があります。

その中でも現在、一番支持されている説はMarshが提唱した「生物学的プラーク説」です。

またその生態学的プラーク説の概念を詳しく説明した髙橋とNyvadの「拡大版:生態学的う蝕病因説」というものがあります。

 

本日はその二つを読んで虫歯のメカニズムのを解説していきます。

 

生物学的プラーク説

この生物学的プラーク説というのはう蝕はMS菌など特定の細菌感染によって起こるのではなく、口腔内常在菌の生態の変化によって起こるとする考え方です。

 

それでは詳しく説明します。

 

口腔内が安定しているとき

まずは口腔内が安定している時ですが、バイオフィルムの中で様々な細菌が糖を代謝し、酸を酸性します。

糖摂取の回数が少なく酸性に頻度が少ない状態では、唾液または細菌の酸性するアルカリによって酸は中和され、脱灰と再石灰化の平衡状態が保たれます。

均衡状態が崩れ始めたとき

次にこの平衡状態からう蝕ができ始める時です。

頻回な糖の摂取により、バイオフィルム中の様々な細菌が糖を代謝して頻回に酸を産生します。

細菌は酸性環境下でも生き残れるよう、様々な防御機構を働かせて適応します(耐適応)。

 

酸適応する際、細胞内の酸を細胞外に排出する機能が強化され、酸酸性能が高まります。

するとバイオフィルム中のpHが酸性に傾き環境の変化が起こり、脱灰が再石灰化を上回り、エナメル質のミネラルが喪失して初期う蝕病巣が生じます。

う蝕の進行促進

最後にう蝕の進行が促進される時ですが、酸性環境が続くとバイオフイルム中のpHはさらに低くなり、耐酸性能のある細菌のみが、生き残り、生態の変化が起こります。

耐酸性能が高く、厳しい酸性環境でも生き残れるMS菌やLactobacilusはさらに酸を酸性環境でも生き残れるMS菌やLactobacillusはさらに酸を酸性することで歯面の脱灰が進んでう蝕を促進させます。

 

 

エナメル質を超えて

そしてエナメル質を超え、象牙質に達したう蝕では

さらに酸による脱灰で象牙質のミネラルが喪失し、コラーゲンが露出します。露出したコラーゲンのらせん構造の崩壊と酵素の活性化が起こり、最終的にコラーゲンは分解されその状態が続くとう窩ができあがります。

 

今日は堅苦しいお話しになりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。

また次回の投稿で面白いお話しができるようがんばります。

それではさようなら!!

 

 

 

以前の川端Drの記事はこちら

虫歯の減少において重要なフッ素についての話

 

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